東レ(3402)の株価から買い時・売り時を考察していきます。
株価は割安ですが、配当利回りはイマイチな銘柄。
繊維製品セクターであれば、旭化成や帝人の方が買いです。
とはいえ、割安で株価上昇も狙えます。
・比較的割安な株価
・1株辺りの配当は2.9%、16円
・2020年3月期の経常利益は1033億円
東レ(3402)の株価情報
東レの株価
株価:550.8
PER:12.24倍
PBR:0.76倍
BPS:724.19
配当金:16円
配当利回り:2.90%
2020/5/28のデータ
東レの事業内容
事業セグメント
繊維:41%
機能化成品:36%
炭素繊維:9%
環境・エンジ:11%
ライフサイエンス:2%
その他:1%
繊維中心、繊維から派生した事業セグメントです。
衣料や産業用途の繊維事業が大黒柱。
炭素繊維複合材で世界首位。
電子材料、水処理膜等も有力。
東レの株価の推移
■10年チャート
■1年チャート
東レの株価は低迷していますが、長期的には400円代が底値です。
東レの株価は2018年、1100円台から750円程度まで下落。理由としては
・2018年の営業利益の減少
・炭素繊維事業の不振
が上げられます。
底値を考えれば、上昇しつつあり割安で買いとも見れます。
経常利益の推移
2021年は減益予想か?
2016年:1,501 億円
2017年:1,437 億円
2018年:1,523 億円
2019年:1,345 億円
2020年:1,033 億円
業績は減益です。
原材料費高騰で利益率圧迫していると考えられます。
1,000億~1,500憶円を前後しています。
財務状況
自己資本比率:40.6%
有利子負債自己資本比率:85.97%
ROE:7.15%
EPS:49.61円
流動比率:171%
負債割合が高く気になるところ…。
財務状況は正直なところ、パッとしません。
東レの株主優待
東レの株主優待はありません。
東レの今後
コロナショックを受け苦戦していますが、防護服の需要が高まり等、化学・医療分野での展開・開発が進めば、回復の鍵となります。
しかし、中長期計画で示されていますが、あくまで航空・自動車系等のGHG排出(温室効果ガス)抑制が売上のメインです。
航空・自動車関係が戻ってこなければ厳しい状況に。
まとめ
割安な株価でありつつも、様子見な銘柄です。
繊維セクターであれば、旭化成や帝人といった銘柄が買いです。
コメント