オリックス(8591)の株価から買い時、タイミイングを考察していきます。
コロナショック後、株価は低下しています。
保有している人はそのままで、長期目線では上昇すると予測。
結論としては「今」は様子見の銘柄です。
買いのタイミングは秋~2021年春ごろか。
・安定高配当銘柄
・業績は53年連続黒字
・2021年3月期の売上高は2.2兆円
・今期最終利益は30%の大幅増を計画!
オリックス(8591)の株価情報
オリックスの株価
株価:1,904
PER:9.29倍
PBR:0.77倍
BPS:2,487.77
配当金:78円
配当利回り:4.10%
2021/06/18のデータ
オリックスの事業内容
事業セグメント
法人金融サービス:4%
メンテナンスリース:12%
不動産:22%
事業投資:25%
リテール:18%
海外部門:20%
オリックスのプロ野球球団経営(オリックス・バファローズ)は本社業務でセグメントに含まれていません。
事業投資・不動産・保険・リースが事業セグメントで多くの割合を占めています。
また、海外部門については、航空機・船舶関連で構成。
投資系の銘柄となりますので、景気が底を打った後~好景気には強気に買い時と判断できます。
不景気になった時は株価への影響大です。売り時は早めに。
航空機のリースを手掛けており、こちらの影響も大きいと予測。
オリンピック・インバウンドが望めない状況からすると株価は下落傾向に。
オリックスの株価の推移
■10年チャート
■1年チャート
10年長期チャートで見る限りは上昇しており、比較的安定しています。
ただし、リーマンショック以前の2006年頃のピーク、3,600円代の株価からすると半値程度です。
経常利益の推移
2020年の利益は2019年と同程度か。
2015年:3,440 億円
2016年:3,913 億円
2017年:4,249 億円
2018年:4,355 億円
2019年:3,957 億円
2020年:-
毎年経常利益を安定に出しています。
財務状況
自己資本比率:23.8%
有利子負債自己資本比率:155.1%
ROE:11.60%
EPS:252.92円
流動比率:305.23%
一定の流動資産を保有しているため、財務状況も問題ありません。
オリックスの株主優待
オリックスの株主優待は「ふるさと優待」と「株主カードによる優待」があります。
「ふるさと優待」は、オリックスグループの全国のお取引先が取り扱う商品をカタログギフトにし、ギフトから商品を1点選ぶ株主優待制度です。 100株以上を3年以上継続保有でワンランク上のカタログギフトが届けられます。
「株主カードによる優待」は、株主カードのご提示により、オリックスグループがご提供する各種サービスを割引価格で利用可能です。
オリックスの今後
今後の成長戦略として掲げているのは
・航空機(海外の航空機リース会社Avolonの株式を取得)
・不動産(国内だけでなく、海外案件にも展開)
・再生可能エネルギー(太陽光発電の自社稼働)
・公共設備運営
・資産運用(運用資産残高の拡大)
・生命保険
・未上場企業への投資(既存投資先への強化+米・アジアへの投資強化)
・船舶
多角経営のオリックスだけあり、今後の展開もバリエーションが豊富です。
2020年7月追記:現状ではリース事業は厳しい状況が続くよ予想。しばらくは投資回収で調整するのではないでしょうか。
まとめ
コロナショック後の状況を考えると、今の株価では様子見の判断。
買い時は秋~2021年春ごろ。この辺りが底と予測。
配当もあり優良銘柄ですので、押し目で拾っていきたいところ。
コメント