株式投資の始め方「初心者向け」

NEC(6701)の株価 下落理由は?株価はどこまで上がる?

NEC株価
この記事は約5分で読めます。

NEC(6701)の株価から買い時・売り時を考察していきます。

日本の官公庁、企業向けのITインフラを支える企業です。

株価はなぜ安いのか?どこまで上がるか?を確認します。

結論は、様子見です。

NTTとNECは次世代通信インフラ開発での提携を発表。NTTが第三者割当増資を引き受ける形でNECに4.77%出資。これによりNTTはNECの第3位の株主に。

NEC株価まとめ

・2Q累計売上高は6%増と連続で過去最高を更新!

・過去最高値は2000年6月の株価33,000に対して、現在の株価は1/4

・インフラを支えるではあり比較的安定

NEC(6701)の株価情報

NECの株価

株価:8,820

PER:-倍

PBR:1.39倍

BPS:6,368.13

配当金:120円

配当利回り:1.36%

2024/01/12のデータ

NECの事業内容

官公庁・企業向けIITサービス大手。

住友グループの電機メーカーで通信インフラは国内首位。

画像認証技術に強み。5Gに注力。宇宙事業も手掛けています。

事業セグメント

社会公共:14%
社会基盤:20%
エンタープライズ:19%
ネットワーク:16%
グローバル:18%
その他:14%

社会公共事業…公共、医療、官公及びメディア向けのSI業務、保守、アウトソーシング・クラウドサービス及びシステム機器の提供。連結子会社として、NECネクサソリューションズ、NECネットワーク・センサ、NECスペーステクノロジー、日本航空電子工業があります。

社会基盤事業…ハードウェア(サーバ、メインフレーム、スーパーコンピュータ、ストレージ、企業向けPC、POS、ATM、制御機器、無線LANルータ等)、ソフトウェア(統合運用管理、アプリケーションサーバ、セキュリティ、データベース)、企業ネットワーク(IPテレフォニーシステム、WAN・無線アクセス装置、LAN製品)及び保守の提供。連結子会社はNECプラットフォームズ、NECフィールディング、NECエンベデッドプロダクツがあります。

エンタープライズ事業…製造業、流通・サービス業及び金融業向けのSI業務、保守、アウトソーシング・クラウドサービスの提供。連結子会社として、アビームコンサルティングがあります。

ネットワークサービス事業…ネットワークインフラ(コアネットワーク、携帯電話基地局、光伝送システム、ルータ・スイッチ)、SI業務及びサービス&マネージメントの提供。連結子会社として、NECネッツエスアイがあります。

グローバル事業…セーフティ(生体認証ソリューション、サーベイランス等)、サービスプロバイダ向けソフトウェア・サービス(OSS/BSS、SDN/NFV)、ネットワークインフラ(海洋システム、モバイルバックホール)、システムデバイス(ディスプレイ、プロジェクタ)及び大型蓄電システムなどの提供。連結子会社としてNECディスプレイソリューションズ、NEC Energy Solutionsなどがあります。事業で見るとグローバル事業が赤字を出しています。

その他、NECソリューションイノベータ(株)、日本電気通信システム(株)、NECマネジメントパートナー(株)等。

NECの株価の推移

■10年チャート

■1年チャート

10年チャートで見る限り株価が上昇している傾向ですが、過去20年から振り返ると株価の低迷状況がよく分かります。

直近の株価は8,000付近を推移しています。

経常利益の推移

2024年は増益?


2016年:865 億円
2017年:680 億円
2018年:869 億円
2019年:779 億円
2020年:1,239 億円
2021年:1,578 億円
2022年:1,446 億円
2023年:1,676 億円

国内のICT化投資が堅調に推移したほか、売り上げ増に伴い、システムプラットフォーム事業やネットワークサービス事業で利益が改善。

財務状況

自己資本比率:29.1%

有利子負債自己資本比率:63.61%

ROE:4.62%

EPS:154.75円

流動比率:141.6%

財務状況としては、問題ありません。

有利子負債自己資本比率は比較的低く、流動比率も問題ありません。

NECの株主優待

NECの株主優待は特にありません。

NECの今後

NECの問題は富士通などと比較すると収益率の低さが目立ちます。

マーケットからの評価が得らなかったため、株価は長らく低迷していました。

しかし、円安の影響もあり、利益の確保がしやすくなったことで、今後も株価が期待できそうです。

まとめ

NECは日本の国内最大手のITインフラ企業。

直近では売り上げ増に伴い、システムプラットフォーム事業やネットワークサービス事業で利益が改善。

収益を生み出す方法は依然手探り状態と言えます。

将来的にグローバル事業の展開が好調で、決算情報も良好であれば更にです。

現在は様子見の銘柄です。

コメント