鹿島建設(1812)の株価から買い時・売り時を考察していきます。
鹿島建設は、大成建設、大林組、清水建設、竹中工務店と共にスーパーゼネコン5社の一角。
結論としては、売り銘柄となります。
・今期は7%の減収を計画
・最終利益の減少が継続、今期は23%の大幅減益計画
・1株辺りの配当利回り4.14%、50円
鹿島建設(1812)の株価情報
鹿島建設の株価
株価:1,207
PER:7.73倍
PBR:0.78倍
BPS:1,544.71
配当金:50円
配当利回り:4.14%
2020/05/19のデータ
鹿島建設の事業内容
最大手ゼネコンの一角。
超高層、耐震、原発技術に強み。内外で不動産開発を展開。
事業セグメント
土木:15%
建築:47%
開発:3%
国内関係会社:12%
海外関係会社:23%
鹿島建設の強みは「進取の精神」という企業理念の元、事業の多角化をはじめとするさまざまな対策を打ち出しています。
最新テクノロジーの現場導入を進め、メタンハイドレードやロボット技術など近未来の技術を取り入れた開発を行っています。
鹿島建設の株価の推移
■10年チャート
■1年チャート
鹿島建設の株価は、2018年をピークに下落。他の建設業と同様です。
オリンピック需要の期待から2013年以降、株価上昇していましたが、開発目途が経った2018年から株価下落。
チャートとしては、上昇するようには見受けられません。
経常利益の推移
2021年は大幅な減益予想
2017年:1,643 億円
2018年:1,797 億円
2019年:1,629 億円
2020年:1,466 億円
2021年:-
経常利益は1,500億円前後を推移。
新型肺炎の影響もあり、2021年は大幅な減益予想。
財務状況
自己資本比率:36.5%
有利子負債自己資本比率:41.28%
ROE:13.36%
EPS:200.99円
流動比率:124.5%
財務状況も問題ありません。
鹿島建設の株主優待
鹿島建設の株主優待は特にありません。
株主優待がある、大成建設の方が良いと思われます。
鹿島建設の今後
まとめ
鹿島建設の株価を見る限り、2018年をピークに下落しています。
また、オリンピック需要は終了し新型肺炎の影響を受け、大幅な減益予想です。
以上から、鹿島建設の株は当分の間、売りと言えます。
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