ANAホールディングス(9202)の株価から買い時、タイミイングを考察していきます。
コロナショックの影響で株価の変動が激しい状況が続いています。
メガバンクなど4行と日本政策投資銀行は、航空大手のANAホールディングスに対して、一部が資本と見なされる「劣後ローン」の形で合わせて4000億円の融資を行う方針を固めています。
現在株価は底値圏です。
結論として、様子見の銘柄です。
・コロナの影響から10年ぶりに「無配」へ…
・2020年3月期の売上高は1.9兆円
・2020年3月期の経常利益は593億円
ANAホールディングス(9202)の株価情報
ANAホールディングスの株価
株価:2,520
PER:-倍
PBR:0.95倍
BPS:-1,524.48
配当金:-円
配当利回り:-%
2020/12/12データ
ANAホールディングスの事業内容
事業セグメント
航空:84%
航空関連:3%
旅行:7%
商社:6%
その他:1%
航空がメイン事業です。
不安要素としては、航空・旅行関連の銘柄は景気に強く左右されやすい事。
世界情勢の影響も受けやすい点が注意です。
ANAホールディングスの株価の推移
■10年チャート
■1年チャート
長期チャートでもレンジを推移。
10年チャートを見る限り、株価は安定した上昇を見込めません。
コロナが収束するか?また、オリンピックが開催されるか?が大きな影響をもたらします。
現状の株価は底値圏。買い時とも見れるチャートです。
ちなみに、2,000代の株価を割る時には経営統合の調整に入らざる得ないでしょう。
経常利益の推移
2021年は減益の可能性大。
2015年:671 億円
2016年:1,307 億円
2017年:1,403 億円
2018年:1,606 億円
2019年:1,566 億円
2020年:593 億円
2021年:-
2020年3月期の連結決算は、純利益が大幅減の593億円となりました。
新型コロナウイルスの感染拡大で旅客需要が急減。
多くの路線が運休・減便に追い込まれた事が要因です。
財務状況
自己資本比率:41.4%
有利子負債自己資本比率:77.8%
ROE:2.56%
EPS:82.66円
流動比率:119.016%
流動比率は高めです。
ANAホールディングスの株主優待
ANAホールディングスの株主優待はANA国内線の搭乗優待券と、ANAグループ各社・提携ホテルで利用できる各種優待券。
100株以上の保有で搭乗優待を受けられます。
ヤフオク等でも人気で、搭乗優待券は通常運賃の50%割引で利用可能。
ANAホールディングスの今後
コロナショック後のANAホールディングスの今後の運命は、世界がコロナショックからどれぐらいのスピードで立ち直れるか?です。
コロナショックにより、ANAに関わらず航空業界は深刻な状態に陥っています。
政府系金融機関の融資、支援は必須。
さらには、コロナウィルスの影響から旅客需要はすぐには回復しません。
ANA自身も2020年8月ごろまでに事態が収束した場合でも、21年3月末時点で旅客需要が5~7割程度しか戻らないと予測しています。
まとめ
コロナショックにより当面の間、旅客需要は改善しません。
少なくても2年は見ておく必要がありそうです。
また、2021年に開催となったオリンピックに期待したいところですが、現状は不透明です。
厳しい状況のANAです。現状は様子見といったところです。
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