東京エレクトロン(8035)の株価から買い時・売り時を考察していきます。
コロナ禍でも強い半導体セクター。
東京都港区赤坂に本社を置く電気機器メーカー。
半導体製造装置およびフラットパネルディスプレイ製造装置を開発・製造・販売。
シェアは国内首位、世界で第3位。TOPIX Large70構成銘柄。
株価は比較的割高、暴落の可能性も考えられます。
結論としては、様子見、または売り時です。
・通期経常利益計画を8.9%上方修正!
・3Q累計売上高は19%増で2期ぶりに過去最高を更新!
・配当利回り2.14%、1,061円
・株価16,000円以下なら明らかに買い
東京エレクトロン(8035)の株価情報
東京エレクトロンの株価
株価:49,560
PER:23.36倍
PBR:7.61倍
BPS:6,512.18
配当金:1,061円
配当利回り:2.14%
2021/06/18のデータ
東京エレクトロンの事業内容
半導体製造装置で世界3位。
コータデベロッパー、エッチング装置、成膜装置など前工程に強み。
事業セグメント
半導体製造装置:94%
FPD製造装置:6%
半導体製造装置(SPE)…PC、スマートフォンなどあらゆる電子機器に搭載されている半導体(集積回路)。この半導体を製造するための製造装置の開発製造を行う事業。東京エレクトロンの主力事業です。
FPD製造装置…フラットパネルディスプレイを製造するために使用される装置の総称。回路設計から点灯検査まで26種類ほどの工程があり、それぞれの工程に使用される装置や求められる技術が異なります。
東京エレクトロンの株価の推移
■10年チャート
■1年チャート
長期チャート、10年チャートではキレイな右肩上がりで株価が急上昇しています。
直近の底値は12,200付近。
ただし、株価下落の兆候も見られ注意が必要です。
経常利益の推移
2021年は増収増益か?
2017年:1,575 億円
2018年:2,807 億円
2019年:3,216 億円
2020年:2,449 億円
2021年は業績改善の可能性。
半導体需要が高まり経常収支もプラスとなっています。
財務状況
自己資本比率:64.1%
有利子負債自己資本比率:0%
ROE:21.79%
EPS:1,170.57円
流動比率:251.6%
財務状況は問題なし。
無借金経営で、ROEの高さ・自己資本比率の高さは日本トップクラスです。
東京エレクトロンの株主優待
東京エレクトロンの株主優待は特にありません。
東京エレクトロンの今後
コロナ禍で引き続き半導体需要は高い状態です。
また、コロナ終息後もAI・EV関連等引き続き半導体需要は高いと予想します。
まとめ
半導体含めたハイテク関連の株価は大幅に上昇している状況。
しかし、この株高がいつまでも続くとは限りません。
コロナワクチンの接種が広まれば状況が変わってきます。
現在の株価からすると様子見であり、売り時とも見れます。
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