富士フイルムホールディングス(4901)の株価から買い時・売り時を考察していきます。
コロナ禍ではアビガンが注目され、株価上昇となりました。
今後の株価は上昇する可能性はあるのでしょうか。
結論から言えば、まだ買いです。
・今期売上高は11%の大幅増を計画!
・今期は22%の大幅減益を計画…
・直近株価は最高値更新
富士フイルムホールディングス(4901)の株価情報
富士フイルムホールディングスの株価
株価:7,956
PER:24.47倍
PBR:1.44倍
BPS:5,514.14
配当金:100円
配当利回り:1.27%
2021/07/16のデータ
富士フイルムホールディングスの事業内容
事業セグメント
イメージングソリューション:16%
ヘルスケア&マテリアルズソリューション:43%
ドキュメントソリューシ:41%
写真、医療機器、医薬、液晶フィルム展開。再生医療注力しています。
イメージングソリューションは画像処理技術。
ヘルスケア&マテリアルズソリューションは健康分野、医療品等。
元々、富士フイルムの技術を応用、展開しています。
ドキュメントソリューションは、富士ゼロックス中心の事業です。
富士フイルムホールディングスの株価の推移
■10年チャート
■1年チャート
長期的に見てると、チャートはレンジを形成しています。
このレンジを抜けだせるようであれば、今後更なる上昇が見込めます。
特に昨年買収を完了した富士ゼロックスの動きには注目です。
株価が5,000~6,000円代であれば、買いと判断します。
経常利益の推移
2022年は減益予想。
2015年:1,889 億円
2016年:1,822 億円
2017年:1,947 億円
2018年:1,978 億円
2019年:2,127 億円
2020年:1,730 億円
2021年:2,358 億円
経常利益の推移を見る限り、着実の増益を出してきています。
今後も経常利益の上昇は見込めそうです。
財務状況
自己資本比率:62.1%
有利子負債自己資本比率:25.73%
ROE:8.72%
EPS:453.28円
流動比率:210.4%
各数値を見ても問題はありません。
強いて言えば、自己資本比率・ROEがもう少し高められればといったところです。
富士フイルムホールディングスの株主優待
富士フイルムホールディングスの株主優待は、富士フイルムホールディングスのグループヘルスケア商品優待割引販売。
また、保有期間によりヘルスケア商品のプレゼントがあります。
富士フイルムホールディングスの今後
長期計画の2030年をターゲットとしたCSR計画「Sustainable Value Plan 2030(SVP2030)」を発表。
「SVP2030は、当社がグローバル企業として持続可能な社会の実現に貢献するために、SDGsなどの国際的な要請も踏まえ、長期的に目指す姿を示したもの」としています。
長期目標(2030年度)の設定
・社会課題の解決を長期視点でとらえ、全社員のイノベーションにより、社会へ変革を促す企業を目指す。
・国際的な社会課題の目標(パリ協定、SDGsなど)の基準年である2030年をターゲット年度とする。
以上から、2030年までに企業としての更なる拡大・上昇をしていくものと見れます。
まとめ
富士フイルムホールディングスの同業他社と言えば、アメリカのコダックが有名でした。しかし、こちらは一度破産しています。
富士フイルムホールディングスは生き残りをかけ、事業用プリント・化学応用の分野へ進出、事業拡大をしてきました。
富士フイルムホールディングスは常に新規事業を探り、展開しく事ができる企業とも言えます。
富士フイルムホールディングスの株は、まだ買い時の銘柄と言えます。
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