アステラス製薬(4503)の株価から買い時、タイミイングを考察していきます。
結論としては、今売り時の銘柄です。
とはいえ、長期的には買いの銘柄と言えます。
・3Q累計経常利益は12%増と2期連続の増益
・3Q累計最終利益はほぼ横ばい
アステラス製薬(4503)の株価情報
アステラス製薬の株価
株価:1,984
PER:17.79倍
PBR:2.81倍
配当金:40円
配当利回り:2.02%
2020/02/07のデータ
アステラス製薬の事業内容
アステラス製薬は、医薬品国内2位。新薬に特化した事業展開。
泌尿器、移植分野に加え、米国社買収で抗がん剤を第3の柱、ポートフォリオとして注力しています 。
事業セグメント
XTANDI(エンザルタミド)/イクスタンジ(がん治療分野):25%
タクロリムス/プログラフ(移植分野):15%
ベタニス/ミラベトリック/ベットミガ(泌尿器分野):35%
ベシケア(泌尿器分野):7%
その他:41%
3つの分野(がん治療・泌尿器・移植分野)で59%のポートフォリオを形成 しています 。
アステラス製薬の推移
■10年チャート
■1年チャート
長期チャートで見ると1800~2100で売られています。
リーマンショック後の最安値から5倍以上の株価になっています。
海外製薬の買収も積極的に行っており、株価2000辺りが境目と言えます。
経常利益の推移
2020年は増益予想。
2016年:2,617 億円
2017年:2,817 億円
2018年:2,181 億円
2019年:2,489 億円
2020年:2,630 億円(会社予想)
毎年経常利益は安定的です。また、2020年の売上は増益予想です。
財務状況
自己資本比率:66.3%
有利子負債自己資本比率:-
ROE:17.59%
EPS:115.05円
流動比率:172.24%
財務状況を見る限り問題はありません。
アステラス製薬の株主優待
アステラス製薬の株主優待は、特にありません。
アステラス製薬の今後
アステラス製薬は2019年12月に米国のAudentes社を買収しました。
Audentes社は遺伝子治療薬を開発するバイオテクノロジー企業です。
今後もアステラス製薬は事業買収を進め、事業のポートフォリオ形成をしていく可能性が高い。
まとめ
アステラス製薬の業績・資産状況・収益性を見る限り好成績を出しています。
しかし、直近では売られる価格帯にいるため、現状は様子見。
どちらかと言えば、アステラス製薬の株は売り時の銘柄と言えます。
但し、価格調整があった場合には長期的に買いの銘柄と言えます。
コメント