旭化成(3407)の株価から買い時・売り時を考察していきます。
株価は比較的割安です。
結論から言えば、買いの銘柄です。
旭化成といえば、ヘーベルハウスのCM露出から住宅事業メインと思われがちですが、独立系の総合化学企業です。
・比較的割安な株価
・1株辺りの配当は4%、34円
・業績はやや減益
・2020年3月期の経常利益は1840億円
旭化成(3407)の株価情報
旭化成の株価
株価:849.8
PER:11.35倍
PBR:0.85倍
BPS:979.69
配当金:34円
配当利回り:4.00%
2020/3/30のデータ
旭化成の事業内容
事業セグメント
マテリアル:54%
住宅:30%
ヘルスケア:15%
その他:1%
3つの事業分野を中心に安定した業績を持つ事業セグメントです。
総合化学企業。ケミカル、住宅が利益の2大柱。
繊維、電子部品、医薬・医療機器など事業多彩。
旭化成の株価の推移
■10年チャート
■1年チャート
旭化成の株価は低迷していますが、長期的には底上げで上昇を続けています。
2010年の400円代後半から、2020年では約2倍の株価で推移しています。
2019年に旭化成名誉フェローの吉野彰氏ノーベル化学賞受賞され、株価上昇につながっています。
経常利益の推移
2021年は減益予想か?
2017年:1,606 億円
2018年:2,125 億円
2019年:2,199 億円
2020年:1,840 億円
2021年:-
業績はやや減益です。
2,000億円を前後しています。
財務状況
自己資本比率:48.6%
有利子負債自己資本比率:51.77%
ROE:7.58%
EPS:74.85円
流動比率:131.4%
財務状況に問題なし。
投資CF、財務CFでマイナスが見られるものの、 一貫した営業CFが優れています。
2019年には投資CFで大きなマイナス、Veloxis Pharmaceuticals(ベロキシス・ファーマシューティカルズ)を買収したことが原因です。
旭化成の株主優待
旭化成の株主優待はありません。
旭化成の今後
買収したベロキシス社の今後に注目。
旭化成の目利き力が試されます。
ベロキシスは腎移植後に用いられる免疫抑制剤「エンバーサスXR」を高度医療施設に展開し、同製品売上高は2028年に700億―800億円を見込みます。
更に、米国での自前の治験実施や、米医薬業界の成長原動力である“イノベーション・エコシステム”との接点拡大が可能となります。
まとめ
割安な株価でありつつも、安定した業績を誇る旭化成。
旭化成は以下の点に注目です。
・安定した配当が得られる有望銘柄
・比較的割安な株価
以上のことを踏まえても、旭化成は長期的に安定した配当が狙える株です。
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