ダイキン工業(6373)の株価から買い時・売り時を考察していきます。
比較的割高なダイキンの株価。株価から買い時を判断していきます。
電気自動車(EV)のエアコンに使う省エネ性能の高い冷媒を開発。
エアコンの電力を大幅に減らし、EVの航続距離を最大5割伸ばせる技術で2025年をめどに実用化。
運輸部門の温暖化ガス排出削減につながるため、今後株価上昇に期待できます。
結論は、買いです。
・通期経常利益計画を6.1%上方修正
・電気自動車用エアコンで温暖化ガス排出削減で注目
ダイキン工業(6367)の株価情報
ダイキン工業の株価
株価:25,795
PER:32.64倍
PBR:3.53倍
BPS:7269.30
配当金:200円
配当利回り:0.78%
2022/08/18のデータ
ダイキン工業の事業内容
エアコン世界首位級。
国内は業務用エアコン首位。
M&Aも駆使し各国で存在感を高める。
事業セグメント
空調・冷凍機:91%
化学:7%
その他:2%
空調・冷凍機事業…海外、特にアメリカ・中国、アジア新興国市場で事業が拡大。海外事業比率が近年では80%に迫る勢い。事業のコストダウンも図り、収益力が一層強化されている状態。
化学事業…フッ素樹脂、化成品に注力し堅調な動き。
その他事業…産業機械用油圧機器や建機・車両用油圧機器が国内外で堅調に推移。
ダイキン工業の株価の推移
■10年チャート
■1年チャート
長期チャートで右肩上がりの綺麗なチャートです。
直近の株価は15,000円前後。
現在はレンジを抜け上昇。まだ上昇する可能性が高い状態。
2021年前半までは上昇圏に滞在と見れそうです。
経常利益の推移
2021年は増益予想か?
2017年:2,307 億円
2018年:2,537 億円
2019年:2,762 億円
2020年:2,665 億円
2021年:-
2021年はコロナの影響を折り込むも上方修正。
2020年の第1四半期においては、経済活動再開の動きが早まったことや、リモートワークによる住宅用空調需要の押し上げ効果。第2四半期以降の需要については、アジアをはじめとした新興国では影響が長期化すると折り込みむ。
また、アフターコロナの新常態のもと、業務用空調では、小売・飲食店、宿泊施設およびオフィス関連向け需要は回復に時間がかかると折り込んでいます。
財務状況
自己資本比率:53.8%
有利子負債自己資本比率:33.31%
ROE:11.98%
EPS:583.61円
流動比率:188%
財務状況としては、問題ありません。
有利子負債自己資本比率は比較的低く、流動比率も問題ありません。
ダイキン工業の株主優待
ダイキン工業の株主優待は特にありません。
ダイキン工業の今後
ダイキン工業は海外売上比率が高く、M&Aも積極的に展開しています。
そうした中でも流動比率は高く財務状況は問題なし。企業体力もある会社です。
コロナ化での影響も折り込んだ業績発表も、内容を見る限り問題ありません。
ただし、株価は高騰しすぎています。
ダイキンの株価はなぜ高いか…
直近の株価が15,000代だったことを考えれば、この反動はどこかで発生します。
ダイキンの株価は直近上昇していますが、急落の可能性も高いと言えます。
まとめ
ダイキン工業の株価を見てきましたが、今後も業績が上方修正となれば引き続き株高となるでしょう。
しかし、新型コロナが収まる・ワクチン接種が進んだ時、株価は逆の流れを生み出す可能性もあります。
結論として買いです。
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