東洋合成工業(4970)の株価から買い時・売り時を考察していきます。
有機工業薬品・有機溶剤等の製造・販売の大手。
コロナ禍でも株価は上昇。
結論から言えば、様子見の銘柄です。
・コロナショック後の株価は最高値を更新
・1株あたりの配当は0.17%、20円
・2Q累計経常利益は20%増と連続で過去最高を更新!
東洋合成工業(4970)の株価情報
東洋合成工業の株価
株価:13,940
PER:87.81倍
PBR:9.73倍
BPS:1,432.26
配当金:20円
配当利回り:0.14%
2021/1/15のデータ
東洋合成工業の事業内容
事業セグメント
感光性材料:58%
化成品:46%
半導体や液晶のフォトレジスト用感光性材料を製造。
化成品は香料材料、高純度溶剤などが中心。
感光性材料事業は、半導体集積回路、液晶ディスプレイ・プラズマディスプレイに欠かせない「フォトレジスト用感光性材料」を生産。感光材分野で世界唯一の技術と世界トップの実績。高精度な品質、次世代の半導体・液晶デバイスに向けた研究・開発・製造を行っています。
化成品事業は、高機能化学品と環境負荷の低減を同時に実現する「ファインケミカル」。高度な合成技術や蒸留・精製技術を武器に、高品質溶剤、香料材料などへ幅広い事業を展開。
東洋合成工業の株価の推移
■10年チャート
■1年チャート
東洋合成工業の株価を見る限り順調で株価は強気。
株価は約2年で10倍、そして更に上昇を目指しています。
急騰していますが、要注意です。
経常利益の推移
2017年:4 億円
2018年:10 億円
2019年:15 億円
2020年:20 億円
2021年は増益予定。
経常利益は徐々に増加しています。
財務状況
自己資本比率:27.0%
有利子負債自己資本比率:172.07%
ROE:19.08%
EPS:233.43円
有利子負債が多い。
財政状況は必ずしも良いとは言えない状況です。
東洋合成工業の株主優待
東洋合成工業の株主優待、千葉県特産品(3,000円相当)が株主優待としてもらえます。
東洋合成工業の今後
中期経営計画「TGC300」を策定し、具体的な目標としては以下の内容です。
2023年3月期の数値計画
売上高:300億円以上
経常利益:30億円以上
経常利益率:10%以上
戦略設備投資:120億円
また、事業戦略として以下を掲げています。
感光材セグメントの生産能力拡大
顧客品質の継続的実現により、電子材料の技術革新に貢献する。
先端半導体を支える超高純度合成力と生産性向上の両立。
化成品セグメントの事業強化
先端半導体向け超高純度溶剤の品質・開発・安定供給体制の強化。
化学専業タンクターミナルとしての自動化促進と更なる高付加価値化。
まとめ
東洋合成工業の株価を見てきましたが、チャートは強気です。
現状の株価は過去最高値を付け、安値で買いたいところですが、ひとまず様子見です。
2021年3月~6月の株価の動きを見て、買いかの判断となります。
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