丸紅(8002)の株価から買い時・売り時を考察していきます。
丸紅は、芙蓉グループの大手総合商社。
三菱商事、三井物産、伊藤忠商事、住友商事と共に五大商社の一つ。
最近では著名投資家のウォーレン・バフェットも丸紅の株を取得しています。
高配当な銘柄ですが、高値付近で買いづらい価格帯。売り時と見られますが…
もう一段上を目指す可能性が高く、買い時です。
・通期最終利益計画を7.1%上方修正
・1株あたりの配当利回りは3.37%、83円
・株価は2,300付近は買い!
丸紅(8002)の株価情報
丸紅の株価
株価:2,459
PER:9.23倍
PBR:1.27倍
BPS:1,930.25
配当金:83円
配当利回り:3.37%
2024/01/26のデータ
丸紅の事業内容
芙蓉グループの総合商社大手。穀物、発電で商社首位級。
プラントや輸送機、農業化学品目の事業に強み。
事業セグメント
ライフスタイル:2%
情報物流:4%
食料第一:10%
食料第二:32%
アグリ:16%
フォレスト他:37%
総合商社で幅広い品目をカバーしています。
67か所の国・地域に進出、拠点は132 (国内事業所12カ所、海外事業所57カ所、海外現地法人30社63カ所) を所有しています。
丸紅の株価の推移
■10年チャート
■1年チャート
丸紅の10年チャートでは高値1,100を突破し、株価2,000円台に。
超長期でも底値切り上げと考え、2,000円を切っても、1,900~1,300円台までは買い。
経常利益の推移
2024年は減益か?
2016年:905 億円
2017年:2,002 億円
2018年:2,550 億円
2019年:2,888 億円
2020年:-1,659憶円
2021年:2,817 億円
2022年:5,287 億円
2023年:6,517 億円
2022年に円安の影響もあり経常利益は急上昇。
全体的な利益に関してはほかの総合商社には劣るものの、大型投資を行った後の状況を考えれば、業績は好調です。
財務状況
自己資本比率:36.0%
有利子負債自己資本比率:118.75%
ROE:13.44%
EPS:412.39円
流動比率:128.1%
コロナ禍以降、着実に自己資本比率を高めており、経営安定していると考えられます。
丸紅の株主優待
丸紅の株主優待は特にありません。
丸紅の今後
丸紅は2012年に過去最大の3,000億円をかけて米穀物会社の「ガビロン」を買収。
しかし、穀物市況の下落や米中貿易摩擦の影響を受け、経営が悪化。
2022年1月、カナダの穀物大手にバイテラに約1,250億円で売却となりました。
丸紅はガビロンを農業事業の中核と位置づけていましたが、売却により「穀物メジャー」への夢が途絶えました。
まとめ
丸紅の株価を見る限り、直近では株価最高値を更新しています。
円安による影響が大きく、直近の経常利益は過去最高更新しています。
商社は比較的株価が安定しやすい構造です。
再び穀物メジャーの買収をする可能性も考えられますが、円安の現状は利益確保に動くと考えられます。
現状の円安状況が続く限りは、株価高値更新の可能性も高く、株は買いです。
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