双日(2768)の株価から買い時・売り時を考察していきます。
双日は、三和グループの大手総合商社です。
双日の株価は割安でありながらも、高配当を期待できる銘柄です。
コモディティ全般が上昇してきており、商社の株価も連動して上がっています。
・1Q最終利益は610%の大幅増益!
・株価は1700円程度までに回復
・1株あたりの配当利回りは3.80%、70円
双日(2768)の株価情報
双日の株価
株価:1,713
PER:5.73倍
PBR:0.60倍
BPS:2,847.85
配当金:90円
配当利回り:5.25%
2021/11/05のデータ
双日の事業内容
総合商社。2003年に日商岩井とニチメンが統合して誕生。
自動車、航空、肥料に強みがあり、持分で鉄鋼、LNG(天然ガス)にも強い。
事業セグメント
化学:27%
金属・資源:21%
リテール・生活産業:17%
自動車:13%
食料・アグリビジネス:7%
その他:15%
総合商社ということもあり、幅広い品目をカバー。
国内8拠点、海外91拠点で展開しています。
双日の株価の推移
■10年チャート
■1年チャート
双日の株価は、10年チャートで見る限り安定しており、長期保有でもおすすめです。
とはいえ、過去の株価は2,100にも達していたことを考えると株価は低迷気味。
経常利益の推移
2020年は増益の可能性
2016年:442 億円
2017年:579 億円
2018年:803 億円
2019年:948 億円
2020年:-
経常利益は4年連続で増益中。
しかし、新型肺炎の影響は当初の予想より感染力が高く、各方面の業績に悪影響を及ぼす可能性があることから、2020年の経常利益は不透明な部分が大きいと予測できます。
財務状況
自己資本比率:26.9%
有利子負債自己資本比率:141.24%
ROE:11.69%
EPS:56.34円
流動比率:157.1%
財務状況を見る限り、他の大手総合商社よりも負債割合が高い点に注意です。
ただし、大きな問題とは言えません。
双日の株主優待
双日の株主優待は特にありません。
双日の今後
双日の事業ポートフォリオは、自動車、航空産業・情報、環境・産業インフラ、エネルギー、石炭・金属、化学、食料・アグリビジネス、リテール・生活産業、都市開発と9部門に分かれています。
大手商社の中でも非資源事業に注力している点が特徴です。
現在、足を引っ張っている事業はエネルギー事業です。
エネルギー事業の業績を改善できるかどうかが鍵と言えます。
まとめ
双日の株価を見る限り、直近ではゆるやかな上昇傾向です。
長期的な10年チャートで見ても、着実に買いと言えるチャートの形です。
短期的には新型肺炎の影響もあり、引き続き下落する可能性がありますが、株価の反発は他の会社よりも早いと予測できます。
双日の株は長期保有もオススメであり、高配当も期待できる銘柄と言えます。
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