住友商事(8053)の株価から買い時・売り時を考察していきます。
住友商事は、住友グループの大手総合商社です。
三菱商事、三井物産、伊藤忠商事、丸紅と共に五大商社の一つ。
株価を見る限り、2500程度は買いの株価と言えます。
・3Q累計売上高は3%の微増ながらも4期連続の増収
・1株あたりの配当利回りは4.85%、80円
住友商事(8053)の株価情報
住友商事の株価
株価:1,649
PER:6.87倍
PBR:0.74倍
配当金:80円
配当利回り:4.85%
2020/02/20のデータ
三菱商事の事業内容
住友系の総合商社。油井管など鋼管は強大、CATVなどメディアも強い。
資源は非鉄がポートフォリオの中心です。
事業セグメント
金属:27%
輸送機・建機:15%
インフラ:10%
メディア・デジタル:7%
生活・不動産:19%
資源・化学品:22%
総合商社で幅広い品目をカバーしています。
世界約66の国・地域、135の拠点、約900の連結事業会社と協働しビジネス展開しています。
住友商事の株価の推移
■10年チャート
■1年チャート
住友商事の株価は、長期的に緩やかに上昇していると見れます。
リーマンショック時にも底値を割る事なく上昇しています。
今後不景気があった場合でも、立ち上がりは比較的早いと予想。
経常利益の推移
2020年は不透明。
2016年:1,401 億円
2017年:2,131 億円
2018年:4,122 億円
2019年:4,040 億円
2020年:-
経常利益は2年連続で4,000憶円超え。
だだし、新型肺炎の影響が当初予想より悪く、全体的に影響があると考えられます。
恐らく次回の決算では下方修正がでてきます。
財務状況
自己資本比率:35.0%
有利子負債自己資本比率:111.77%
ROE:12.03%
EPS:256.68円
流動比率:155.69%
財務状況も問題ありません。三菱商事と比較すると、若干EPSは低めです。
住友商事の株主優待
住友商事の株主優待は特にありません。
住友商事の今後
2019年に住友商事は創立100周年を迎えました。
今後の成長戦略として3要素 「既存事業のバリューアップ」「次世代新規ビジネス創出」「プラットフォーム事業の連携深化」があります。
既存事業のバリューアップでは、現在展開しているビジネスの収益面改善。
次世代新規ビジネス創出では、3年で3,000憶円を投下予定。テクノロジー × イノベーション(第四次産業革命領域)、ヘルスケア、社会インフラの新規事業を展開していきます。
プラットフォーム事業の連携深化では、総合商社の強みである、複数事業の掛合せ・組織間の連携による新たな価値の創造をしていきます。
まとめ
住友商事の株価を見る限り、直近では下落傾向。
短期的には新型肺炎の影響もあり、引き続き下落する可能性があります。
しかし、日銀更なる緩和の可能性もあり、また商社は比較的株価の反発は早いと予測できます。
安定的な高配当も含めて、住友商事の株は買いと言えます。
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