JR東海(9022)の株価から買い時、タイミイングを考察していきます。
結論としては、買い時ではない銘柄であるものの、下落時に買いの銘柄です。
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JR東海(9022)の株価情報
JR東海の株価
株価:15,270
PER:21.31倍
PBR:0.81倍
配当金:130円
配当利回り:0.85%
2023/02/27のデータ
JR東海の事業内容
事業セグメント
運輸業:77%
流通業:13%
不動産業:3%
その他:7%
JR東海は、東海道新幹線と在来線12路線保有しており、新幹線が収益の約7割。
流通、不動産事業も展開しています。路線=不動産を考えれば、自前で開発しやすい環境を持っています。
JR東海の株価の推移
■10年チャート
■1年チャート
長期チャートで見る限りは上昇しており、比較的安定しています。
リーマンショック前後の最安値5,000前半から考えると、現状では4倍以上の株価になっています。
日銀のETF買いがあってからは長期チャート上で、急上昇しています。
経常利益の推移
2020年は増益を予想。
2015年:4,281 億円
2016年:5,114 億円
2017年:5,639 億円
2018年:5,835 億円
2019年:6,326 億円
2020年:-
毎年経常利益は安定に出しています。更に、毎年増益です。
ビジネスモデルとして、安定的に収益を出しやすい構造があります。
財務状況
自己資本比率:37.3%
有利子負債自己資本比率:141.0%
ROE:13.44%
EPS:2,238.95円
流動比率:558.3%
自己資本利益率もあり、流動比率が高く問題ありません。
JR東海の株主優待
JR東海の株主優待は、所有株式数に応じて年1回「株主優待割引券」を発効します。
JR東海の今後
2021年は新型コロナウイルスの影響により、利用客数が減少。売上高は前年同期比で15%減少しました。しかし、割引プランやタイムセールなどの施策により、総利用客数は前年比で約85%に回復。
日本の大動脈を支える基盤があるため、間違いなく今後の収益も期待できます。
株価に関しては、2021年は業績不振の影響もあり、一時は1,000円を下回るなど低迷していました。しかし、2022年には業績回復の期待から株価は上昇し推移しています。
まとめ
JR東海の業績・資産状況・収益性、どれを取っても素晴らしい成績です。
ただ、少し割高感ある銘柄であり、JR東海の株の買い時はすぐではなさそうです。
じっくりと腰を据えて見ていく銘柄と言えます。
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