パナソニック(6752)の株価から買い時・売り時を考察していきます。
株価はなぜ割安のか?分析しつつ、買い時を探ります。
結論は、比較的買い銘柄です。
・通期経常利益計画を53.3%上方修正!
・売上高の減少止まらず、3Q累計は15%の大幅減…
・株主優待制度なし
パナソニック(6752)の株価情報
パナソニックの株価
株価:1,434
PER:22.31倍
PBR:1.47倍
BPS:978.06
配当金:-
配当利回り:-
2021/02/03のデータ
パナソニックの事業内容
総合家電大手。AV機器、白物家電が主力。
電池などのデバイス事業、照明、住宅設備も展開。
事業セグメント
AP(アプライアンス)事業:31%
LS(ライフソリューションズ)事業:23%
CNS(コネクティッドソリューションズ)事業:13%
AM(オートモーティブ)事業:18%
IS(インドストリアルソリューションズ)事業:15%
アプライアンス事業…アプライアンス社の事業領域。アプライアンス社は、家電(AVC、調理、家事、美容・健康)、空調(家庭用機器、大型空調機器)、食品流通(店舗・調理機器)、デバイス(デバイス、その他)の4つ。
ライフソリューションズ事業…ライフソリューションズ社は住宅はもとより、 オフィスや商業施設、スマートタウンといった街・社会を形づくる領域や、 自転車や移動空間領域に至るまで、人々の「くらし」に関わるあらゆる場面で事業。
コネクティッドソリューションズ事業…コネクティッドソリューションズ社は、パナソニックグループ全体のB2Bソリューション事業成長の中核を担う顧客密着型事業。
オートモーティブ事業…車載インフォテインメント、HMIシステム、車載エレクトロニクス、自動車用ミラー、BMC(バッテリーマネジメントコントロール)をはじめとする電動化システムなどの開発・製造・販売を行う。
インドストリアルソリューションズ事業…電子部品、メカトロ・制御デバイス、電子材料、液晶パネル、モータ、一次電池、二次電池等の開発・製造・販売を行う事業。
パナソニックの株価の推移
■10年チャート
■1年チャート
長期チャートでは低迷していますが、10年チャートでは株価上昇中です。
直近の株価は10,000円前後。
自社株買いを実施している事も市場は好感、今後も上昇の可能性を見せています。
経常利益の推移
2021年は減益か?
2017年:2,750 億円
2018年:3,785 億円
2019年:4,164 億円
2020年:2,910 億円
2021年は業績悪化が免れない状況。
社長交代と持ち株会社体制への移行を発表したパナソニック。
国内の製造メーカーに劣っているのは専業企業、資金調達力に優れている、強力なリーダーシップ。
今回体制に変化を加えたことで事業収益増加にテコ入れを進める。
財務状況
自己資本比率:32.1%
有利子負債自己資本比率:60.27%
ROE:11.54%
EPS:96.76円
流動比率:131.3%
財務状況としては、有利子負債が多少多いものの問題はありません。
有利子負債自己資本比率は比較的高い状況ですが、流動比率悪いとも言えない数値。
パナソニックの株主優待
パナソニックの株主優待は特にありません。
パナソニックの今後
パナソニックはすでに、太陽光発電の事業から撤退を表明しています。
燃料電池や画像センサ事業などを強化し、部品メーカーに転換して生き残りを図る必要があります。
サムスン、LG、中国製造メーカーに今後ますます、水をあけらてしまう状況。
各分野を独立させ、特化・専業企業化を推進していく必要があります。
まとめ
厳しい状況ではありますが、国内企業としては優れたメーカー。
現在の株価からすると比較的、買い銘柄と判断できます。
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