本田技研工業(7267)の株価から買い時・売り時を考察していきます。
TOPIX Core30の構成銘柄です。
比較的割安という情報もありますが、実際はどうでしょうか?
結論から言えば、割安ではなく、どちらかと言えば適正価格です。
・通期経常利益計画を3.9%上方修正
・最終利益の減少止まらず、3Q累計は22%の大幅減…
・配当利回りは2.72%、82円
本田技研工業(7267)の株価情報
本田技研工業の株価
株価:3,019
PER:11.21倍
PBR:0.63倍
BPS:4,810.83
配当金:82円
配当利回り:2.72%
2021/02/13のデータ
本田技研工業の事業内容
4輪世界7位で北米が収益源。
2輪は世界首位。環境対応を強化。世界6極体制。
事業セグメント
二輪:13%
四輪:70%
金融サービス:15%
パワープロダクツ他:2%
70%が自動車事業となっています。
自動車ローン・クレジットから金融サービスもセグメントで含んでいます。
本田技研工業の株価の推移
■10年チャート
■1年チャート
ホンダの長期チャートは明らかに下落傾向にあります。
売上・利益が出せていない、既存の事業体系では厳しい状況です。
経常利益の推移
2020年は減益予想。
2016年:6,354 億円
2017年:1兆69 億円
2018年:1兆1,149 億円
2019年:9,793 億円
2020年:9,400 億円 (会社予想)
3月17日時点ではコロナショックの影響による下方修正は含んでいません。
経常利益は9,000憶円前後で推移しています。
利益は確保できていますが、徐々に減少傾向のようです。
普通自動車よりも軽自動車の売上が伸び、結果的に利益を圧迫しているようです。
財務状況
自己資本比率:40.5%
有利子負債自己資本比率:88.67%
ROE:7.53%
EPS:345.99円
流動比率:122.84%
財務状況に問題なし。
年々営業CFが減少している点は注意です。
本田技研工業の株主優待
ホンダの株主優待は、「ツインリングもてぎ」「鈴鹿サーキット」で利用可能な優待券等があります。
3月末…「ツインリングもてぎ」「鈴鹿サーキット」で利用可能な優待券
6月末…工場見学やレースなどのイベント招待、カレンダーへの応募
9月末…【株式継続保有期間3年以上】オリジナルフレーム切手
12月末…Enjoy Hondaへの招待
本田技研工業の今後
本田技研工業(ホンダ)は、4月1日付で事業運営体制を変更し、本田技術研究所の四輪商品開発機能(一部除く)を四輪事業本部に統合すると発表しています。
ホンダは従来自立した各領域による協調運営体制でしたが、各領域を統合した一体運営体制へ変更する予定です。
統合することで、効率のよいオペレーションを目指します。
まとめ
二輪で世界首位、四輪で世界7位の自動車メーカー、ホンダですが経営方法の見直しが入り、研究所機能を統合する事となりました。
今後営業CFの改善、収益の改善が行われるかが今後の注目ポイントです。
ただし、根強いファンがいるのも、ホンダの強み。
ホンダの株価は比較的割安…と言うよりは適正価格で、比較的買い銘柄とも言えます。
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