KDDI(9433)の株価から買い時・売り時を考察していきます。
通信・情報の代表格企業でありながら、高配当・株主優待が人気の銘柄です。
管政権下では、携帯料金の値下げは必須の状況。
株価も直近では大きく下げましたが、いつが買い時でしょうか?
結論として、今が買い銘柄です。
・3Q累計売上高は3%増と連続で過去最高を更新!
・1株あたりの配当利回りは3.52%、115円
・株価3,000以下なら買い、ベストは2,500付近
KDDI(9433)の株価情報
KDDIの株価
株価:2,798
PER:10.05倍
PBR:1.45倍
BPS:1,927.92
配当金:120円
配当利回り:4.29%
2020/10/26のデータ
KDDIの事業内容
総合通信大手。携帯・光回線を展開。
物販など非通信伸ばしライフデザイン企業への脱皮模索中。
次々と新しいビジネスへ展開中。
事業セグメント
パーソナル:75%
ライフデザイン:9%
ビジネス:12%
グローバル:4%
その他:1%
一番の収益源である個人向け携帯電話の通信料やインターネットの回線料金などが7割を占めています。
KDDI配当金の推移
KDDIの配当は順調に増配。
2016年:70 円
2017年:85 円
2018年:90 円
2019年:105 円
2020年:115 円(会社予想)
KDDIは2002年度より17期連続の増配を実現しています。
「配当性向40%超」で今後も、持続的な増配を目標としています。
KDDIの株価の推移
■10年チャート
■1年チャート
KDDIの株価は、3,500付近をピークとして2,500からのレンジ形成をしています。
最高値の株価を抜けられない状態が続いていますが、緩やかな上昇をしています。
経常利益の推移
2020年は減益予想
2016年:8,184 億円
2017年:8,958 億円
2018年:9,551 億円
2019年:1兆102 億円
2020年:-
KDDIの営業利益率は年々向上し、2019年3月期は約20%です。これがKDDIの強みです。
営業利益率が高い理由は競合他社の少なさです。今後もこの状況は続くと想定されます。
財務状況
自己資本比率:57.1%
有利子負債自己資本比率:28.48%
ROE:15.52%
EPS:259.10円
流動比率:176.55%
財務状況としては、問題ありません。
有利子負債自己資本比率は比較的低く、資産を保有していることが分かります。
KDDIの株主優待
KDDIには株主優待として、カタログギフト(KDDIが運営する総合通販サイト「Wowma!」のグルメ品から選ぶ)があります。
最低単元の100株保有の場合、5年未満までは3000円相当ですが、5年以上では5000円相当にグレードアップします。長期保有のインセンティブになりますね。
KDDIの今後
KDDIの今後課題は携帯料金の値下げ対応です。
NTTドコモはNTTの完全子会社化・非上場化によって財務基盤を整え、携帯料金の値下げ対応します。
ソフトバンクグループについても同様で、問題なく値下げ対応が可能でしょう。
対してKDDIは、単独ではやはり厳しい状況が考えられます。
今後は楽天との通信事業合併の可能性も…
まとめ
KDDIは業績・財務が良好な銘柄と言えます。
全体的なバランスが整った、優良企業です。
結論として、買いの銘柄であり、高配当も期待できます。
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