NTT(日本電信電話)(9432)の株価から買い時・売り時を考察していきます。
通信・情報の代表格企業、そして、高配当の銘柄です。
いつが買い時でしょうか?
結論として、「今」買いの銘柄です。
高配当銘柄としても優れています。
・NTTドコモを2020年に子会社化
・1株あたりの配当利回りは2.67%、5円
・株価170以下なら買い
・株価分割を2020年、2023年に実施。株価170以下は買い
NTT(日本電信電話)(9432)の株価情報
NTTの株価
株価:187
PER:12.70倍
PBR:1.71倍
BPS:109.48
配当金:5円
配当利回り:2.67%
2024/01/19のデータ
2019年末に株式分割を行い投資単位当たりの金額を引き下げとなりました。
この背景には個人株主の減少が食い止められていない事が理由です。
NTTの事業内容
国内通信事業最大手。
NTTグループ持株会社。ドコモ主力。固定電話独占、光回線高シェア。
海外開拓・提携に注力持ち株会社制で地域電話を独占。
事業セグメント
総合ICT:44%
地域通信:19%
グローバル・ソリューション:30%
その他:4%
総合ICT事業:NTTドコモ・NTTデータを含めた通信インフラ
地域通信事業:NTT東日本、NTT西日本など
ローバル・ソリューション事業:NTTコミュニケーションズ、Dimension Deta Holdings picなど
その他事業:不動産事業(NTT都市開発)・システム開発事業(NTTコムウェア)・金融事業(NTTファイナンス)など
事業ポートフォリオを見る限り、主力事業は総合ICTでNTTドコモとNTTデータだと分かります。
NTT配当金
NTTの配当は順調に増配。
2016年:120 円
2017年:150 円
2018年:180 円
2019年:180 円
2020年:95 円
2021年:105 円
2022年:115 円
2023年:120 円
※2019年以前は株式分割前、2020年からは株式分割後の配当金となります。
順調に配当金が増えている事が分かります。
NTTの株価の推移
■10年チャート
■1年チャート
NTTの株価は、順調に上昇していると見れます。キレイな形のチャートです。
今後も着実に緩やかに上昇していくと見れます。
大きな下げは起きにくく、起きた場合は最高の買い場となります。
経常利益の推移
2024年は増益?
2016年:7,780 億円
2017年:9,495 億円
2018年:1兆1,416 億円
2019年:1兆26 億円
2020年:1兆5,701 億円
2021年:1兆6,525 億円
2022年:1兆7,955 億円
2023年:1兆8,176 億円
着実に経常利益を伸ばしています。
財務状況
自己資本比率:33.8%
有利子負債自己資本比率:10.75%
ROE:13.47%
EPS:14.75円
流動比率:125.9%
財務状況としては、問題ありません。
有利子負債自己資本比率は比較的低く、資産を保有していることが分かります。
NTTの株主優待
100株でdポイント(1ポイント1円相当)1,500ポイント分が株主優待としてもらえます。
NTTの今後
NTTの課題は海外事業の成長と経費削減です。
また、NTTの今後のEPS上昇を考える上では自社株買いを除くことはできません。
NTTは投資家還元に積極的で自社株買いを行っています。
引き続き自社株買いを行っていくか注目です。
まとめ
NTTは日本の通信情報を支える巨大企業、株をいつ買っても問題ありません。
結論として、買いの銘柄であり、高配当も期待できます。今買いと言えます。
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