INPEX(旧:国際石油開発帝石)(1605)の株価から買い時、タイミイングを考察していきます。
結論は、「今」が買いの銘柄、長期的に見ても買いです。
2020年の原油の暴落の影響で、株価も下落しました。
しかし、長期的に見れば買い銘柄です。2022年はコモディティ関連は上がり続けると予測します。
・国策会社として設立、政府保有株
・2020年の安値から株価は既に2倍
・コモディティ価格と連動して上昇の可能性大
INPEX(1605)の株価情報
INPEXの株価
株価:1,053
PER:8.63倍
PBR:0.53倍
BPS:2,073
配当金:40円
配当利回り:3.66%
2022/01/21のデータ
INPEX(旧:国際石油開発帝石)の事業内容
事業セグメント
原油:77%
天然ガス:22%
その他:1%
原油・ガス開発生産国内最大手。
政府が黄金株保有。豪州でLNG案件(イクシス)を操業。
国際石油開発帝石の株価の推移
■10年チャート
■1年チャート
長期チャートで500近辺で底打ち、今後は上昇へ。
その時の景気、紛争・戦争に影響されやすい原油に影響を受けやすい企業と言えます。
経常利益の推移
2020年。
2016年:3,338 億円
2017年:3,872 億円
2018年:5,192 億円
2019年:5,110 億円
2020年:-
コロナショックによる世界全体の原油需要の低下により、2020年は大幅な減益となる可能性があります。
しかし、影響は一時的であり、長期的に見れば回復していくと予想します。
財務状況
自己資本比率:62.7%
有利子負債自己資本比率:36%
ROE:3.2%
EPS:99.30円
流動比率:123.04%
流動比率は高めです。
国際石油開発帝石の株主優待
国際石油開発帝石の株主優待はオリジナルデザインのQUOカード。
保有期間、保有株式数により変動します。
国際石油開発帝石の今後
2020年4月20日、原油先物は暴落し米WTI原油先物の期近5月物は史上初めてマイナス圏に陥りました。
原油受け渡し場所の貯蔵施設が間もなく満杯になると予想され、買い手がほぼ完全にいない状態と報道されました。
コロナショックによる景気後退での原油需要低下と保管施設の貯蔵が上限に達しつつあります。
ただでさえ化石燃料の需要は低下してるにも関わらず、この状況下では原油価格は上がりにくい状況。
しかし、原油価格がいつまでも低いままとは言えません。
原油がマイナス圏に到達してすぐ「米国とイラン衝突懸念」という報道で原油価格は上昇しています。
つまり、原油価格が低いままでは、産油国にとっては不都合。
今後、ロシア・イラン・サウジアラビア・アメリカ等の産油国が絡み、紛争・戦争に発展、原油価格が上昇へと転じる可能性があります。
1バレル40ドルを切ると、資産的に問題のある国や人もいます。
まとめ
国際石油開発帝石は政府が保有する銘柄であり、国策企業です。
倒産させる事はありえません。
また、原油価格がいつまでも安価だと問題がでてくる国があります。
そして、国際石油開発帝石は比較的配当も良く、長期的に保有したい銘柄です。
2~3年を目安に変動してくると予想しています。
国際石油開発帝石の株は「今」買い時と言え、長期的に配当も狙える銘柄です。
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