株式投資の始め方「初心者向け」

ニデック(日本電産)(6594)の株価 急落の理由は?買いか売りか?上がるのか上がらないのか?

日本電産株価
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ニデック(日本電産)(6594)の株価から買い時、タイミイングを考察していきます。

世界的にEV自動車へのシフトが追い風、海外の企業を積極的にM&Aを行っています。

2022年4月末に同社永守重信会長が最高経営責任者(CEO)に復帰となりましたが、株価は続落です。

ニデックの株は買いか売りか…

結論としては、5,000円台は買い。

日本電産株価まとめ

・通期経常利益計画を2.4%下方修正

・3Q累計売上高は3%増と連続で過去最高を更新!

・1株あたりの配当利回りは1.37%、75円

ニデック(日本電産)(6954)の株価情報

日本電産の株価

株価:5,456

PER:23.22倍

PBR:2.02倍

BPS:2,703.09

配当金:75円

配当利回り:1.37%

2024/02/02のデータ

ニデック(日本電産)の事業内容

モーター世界大手。精密小型から産業用など中大型シフト。EV向けなど車載用を主柱に育成中。

事業セグメント

精密小型モータ:19%
車載:23%
家電・商業・産業用:41%
機器装置:13%
電子・光学部品4%
その他:0%

精密小型モータ、車載など自動車関連を主としつつ、家電、電子・電気機器、通信、機械、薬品など、製造業のあらゆる分野をカバーしています。

日本電産の推移

■10年チャート

■1年チャート

長期チャートで見ると2020年から急騰。株価が上昇を続けていました。

しかし、2021年2月16日の株価15,175円をピークに株価は急落

当時の1/3の5,000~6,000円台付近に株価は落ちてきています。

ただし、直前の底値4,962円を割っておらず、この辺りで反発となれば、底値切り上げで再度上昇も狙える位置。

経常利益の推移

2024年は増益予想。


2015年:1,070 億円
2016年:1,171 億円
2017年:1,413 億円
2018年:1,636 億円
2019年:1,390 億円
2020年:1,051 億円2021年:1,529 億円
2022年:1,700 億円
2023年:1,205 億円
2024年:2,050 億円(会社予想)

毎年経常利益は安定しています。また、2024年の経常利益は過去最高の値になりそうです。

財務状況

自己資本比率:48.2%

有利子負債自己資本比率:37.3%

ROE:3.32%

EPS:78.19円

流動比率:100.0%

財務状況を見る限り問題はありません。

ニデックの株主優待

ニデックの株主優待は、「日本電産サンキョーオルゴール記念館すわのね 無料入館リーフレット」です。 1株から優待を取得できます。

ニデックの今後

ニデックは2010年から「精密小型モータ」中心のポートフォリオから、「精密小型モータ」、「車載」、「家電・商業・産業用」、「その他の製品グループ」の4本柱のポートフォリオへ移行。

積極的に買収も行っており、ポートフォリオの形成が進んでいます。

世界的なEV化へのシフトにより、電気自動車用モーターを展開し、電気自動車用モーターのシェアを今後も伸ばしていく見込みです。

直近の課題は、車載事業の電動アクスルの赤字が足を引っ張っているため、その点を解消できるかが株価に影響しそうです。

また、長年頭を悩ませてきた後継者問題に加えて新たな心痛の材料となっており、今後の株価に影響する可能性があります。

まとめ

ニデックの業績・資産状況・収益性を見る限り好成績を出しています。

今後、自動車用モーターが順調に進めば、日本電産のメインのポートフォリオとなる可能性があります。

5,000円台であればニデックの株は買い銘柄と言えます。

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