KDDI(9433)の株価から買い時・売り時を考察していきます。
通信・情報の代表格企業でありながら、高配当・株主優待が人気の銘柄です。
株価は安定して上昇しているように見えますが、買いか売りか?
まず、結論ですが買い銘柄です。
・累計売上高は2%の微増ながらも連続で過去最高を更新!
・1株あたりの配当利回りは2.84%、140円
・株価4,000円なら買い!
KDDI(9433)の株価情報
KDDIの株価
株価:4,923
PER:15.54倍
PBR:2.00倍
BPS:2,474.82
配当金:140円
配当利回り:2.84%
2024/02/02のデータ
KDDIの事業内容
総合通信大手。携帯・光回線を展開。
物販など非通信伸ばしライフデザイン企業への脱皮模索中。
次々と新しいビジネスへ展開中。
事業セグメント
パーソナル:84%
ビジネス:16%
その他:0%
一番の収益源である個人向け携帯電話の通信料やインターネットの回線料金などが8割を占めています。
KDDI配当金の推移
KDDIの配当は安定。
2016年:70 円
2017年:85 円
2018年:90 円
2019年:105 円
2020年:115 円
2021年:120 円
2022年:125 円
2023年:135 円
KDDIは2002年度より20期連続の増配を実現しています。
「配当性向40%超」で今後も、持続的な増配を目標としています。
KDDIの株価の推移
■10年チャート
■1年チャート
KDDIの株価は、過去最高値を更新中!
着実に底値を切り上げ、緩やかな上昇をしています。
経常利益の推移
2024年も増益か?
2016年:8,184 億円
2017年:8,958 億円
2018年:9,551 億円
2019年:1兆102 億円
2020年:1兆206 億円
2021年:1兆380 億円
2022年:1兆644 億円
2023年:1兆778 億円
KDDIの営業利益率は2023年12月期時点で19.3%。安定した利益を出せるのがKDDIの強みです。
営業利益率が高い理由は競合他社の少なさ。今後もこの状況は続くと想定されます。
財務状況
自己資本比率:42.98%
有利子負債自己資本比率:28.48%
ROE:13.24%
EPS:311.01円
流動比率:176.55%
財務状況としては、問題ありません。
有利子負債自己資本比率は比較的低く、資産を保有していることが分かります。
KDDIの株主優待
KDDIには株主優待として、カタログギフト(KDDIが運営する総合通販サイトからグルメ品の選択)があります。
最低単元の100株保有の場合、5年未満までは3,000円相当ですが、5年以上では5,000円相当にグレードアップします。長期保有のインセンティブになりますね。
KDDIの今後
KDDIの課題は、引き続き発生している携帯料金の値下げと通信インフラの安定です。
NTT・ソフトバンク・楽天と携帯料金の値下げ競争は一時期よりも落ち着いています。
楽天の債務問題から、身売りとなった場合通信事業の合併の可能性があるかもしれません。
また、KDDIは2022年7月2日に大規模な通信障害を起こしました。
通信インフラのリソースを今後も保てるか課題です。
まとめ
KDDIは業績・財務が良好な銘柄と言えます。
全体的なバランスが整った、優良企業です。
結論として、買いの銘柄であり、高配当も期待できます。
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