伊藤忠商事(8001)の株価から買い時・売り時を考察していきます。
伊藤忠商事は、みずほグループの大手総合商社です。
三菱商事、三井物産、住友商事、丸紅と共に五大商社の一つ。
日本屈指の巨大総合商社であると共にアジア有数のコングロマリット。
バフェットが商社株を購入していた報道がありましたが。現状は材料出尽くし。
結論としては、今様子見の銘柄と言えます。
・今年度(2021年3月期)に増配の可能性も
・2020年3月期の売上高は10兆円
・1株あたりの配当利回りは2.88%、94円
伊藤忠商事(8001)の株価情報
伊藤忠商事の株価
株価:3,266
PER:8.82倍
PBR:1.37倍
BPS:2,533.20
配当金:94円
配当利回り:2.88%
2021/11/05のデータ
伊藤忠商事の事業内容
総合商社大手。非財閥系の雄。繊維や食料、中国に強い。
傘下にファミリーマートなどの有力企業を保有しています。
事業セグメント
繊維:5%
機械:11%
金属:6%
エネルギー・化学品:27%
食料:37%
住生活:8%
情報・金融他:7%
総合商社で幅広い品目をカバーしています。
国内外に約360の子会社・関連会社を所有しています。
伊藤忠商事の株価の推移
■10年チャート
■1年チャート
伊藤忠の株価は、長期的に見ても継続的・着実に上昇しています。チャートとしてきれいな形です。
リーマンショック時にも底値を割る事なく反発し上昇しています。
今後不景気があったとしても、比較的早く回復する可能性が高いです。
経常利益の推移
2021年も増益の予想
2016年:3,227 億円
2017年:4,998 億円
2018年:5,378 億円
2019年:6,953 億円
2020年:7,014 億円
経常利益は連続して更新中。
2021年は新型肺炎の影響もありますが、安定したキャッシュフローを得られる仕組みがあり、今後の収益を得やすい体力がありそうです。
財務状況
自己資本比率:29.1%
有利子負債自己資本比率:101.59%
ROE:17.86%
EPS:324.07円
流動比率:131.92%
財務状況も問題ありません。
伊藤忠商事の株主優待
伊藤忠商事の株主優待は特にありません。
伊藤忠商事の今後
伊藤忠商事の経営計画 『Brand-new Deal2020』では、急激な環境変化に対応し、従来のビジネスを拡大・進化させ着実に収益を確保するのと同時に、新規の次世代ビジネスを積極的に開拓することをテーマとしています。
繊維、機械、金属、エネルギー・化学品、食料、住生活、情報・金融の7つのカンパニーが今まで中心でしたが、第8カンパニーを新設し、将来のビジネス基盤・新たな開拓を行っています。
まとめ
伊藤忠商事の株価を見る限り、着実に株価は上昇しています。
チャートの形も良く、安定した事業が出来ていると判断できます。
新型肺炎の影響を織り込まなければいけませんが、他の商社と比較しても安定上昇していると見れます。
このことから安定的な配当も含めて、伊藤忠の株は買い時と言えます。
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