シャープ(6753)の株価から買い時・売り時を考察していきます。
シャープの株価は過去最高値からなぜ下がるのか?
割安の理由分析しつつ、買い時を探ります。
株価は弱気で目標株価は1,200円です。
結論は、様子見です。
・2016年に台湾の鴻海精密工業グループにより買収
・2022年1Q最終利益は24%増で14期ぶりに過去最高を更新!
・株主優待制度なし
シャープ(6753)の株価情報
シャープの株価
株価:1,024
PER:12.71倍
PBR:1.27倍
BPS:806.02
配当金:-
配当利回り:-
2022/08/16のデータ
シャープの事業内容
電機大手。テレビ、液晶パネル、白物家電など展開。
台湾・鴻海精密工業の子会社。
事業セグメント
スマートライフ事業:18%
8Kエコシステム事業:22%
ICT事業:12%
ディスプレイD事業:33%
エレクトロニックD事業:14%
スマートライフ事業…スマートライフ家電をベースにしたスマートライフサービス。白物・黒物家電の事業となります。
8Kエコシステム事業…8K+5Gエコシステムは、シャープだけではなく他の企業と連携し、8Kを発展・普及させていく戦略。映像の作成、加工から、配信、表示までの一連のバリューチェーンを様々なパートナー企業と構築。放送分野のみならず、医療やセキュリティ、検査システム、インフラ保守など様々な分野で大きなイノベーションの実現を目指す。
IOT事業…シャープではAIoTとして展開しています。AIoTとは「AI(Artificial Intelligence:人工知能)」と「IoT※(Internet of Things:モノのインターネット)」を組み合わせたシャープの造語です。日々の生活の身近な存在である、家の中の様々な家電やIT機器をクラウドにつなぎ人工知能化する事業です。
シャープの株価の推移
■10年チャート
■1年チャート
長期チャートでは低迷していますが、10年チャートでは株価上昇中です。
直近の株価は2,000円前後。
過去の最高値23,800付近からすると、株価は約10分の1にまで落ち込んでいます。
経常利益の推移
2023年は減益予想か?
2017年:250 億円
2018年:893 億円
2019年:628 億円
2020年:501 億円
2021年:631 億円
2022年:1,149 億円
2022年は大幅に収益が上昇しました。
鴻海の買収後着実に積み上げていると見れますが、厳しい状況は続きます。
財務状況
自己資本比率:32.1%
有利子負債自己資本比率:15.02%
ROE:6.70%
EPS:34.31円
流動比率:126.4%
財務状況としては、有利子負債が多少多いものの問題はありません。
有利子負債自己資本比率は比較的高い状況ですが、流動比率が悪いとも言えない数値。
シャープの株主優待
シャープの株主優待は特にありません。
シャープの今後
まとめ
厳しい状況ではありますが、国内企業としては優れたメーカー。
現在の株価では様子見の判断です。
コメント