楽天(4755)の株価から買い時、タイミイングを考察していきます。
買いをおすすめ出来ない銘柄です。
楽天はネット通販で国内最大手。金融、旅行など総合サービスを展開。
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・3Q累計売上高は15%増と連続で過去最高を更新!
・Q累計最終赤字は前年同期より573億円増加…
・楽天モバイルの加入者は200万人突破も他社の5Gプラン値下げが課題。
楽天(4755)の株価情報
楽天の株価
株価:979
PER:-倍
PBR:2.02倍
BPS:483.75
配当金:-円
配当利回り:-%
2021/01/24のデータ
楽天の事業内容
事業セグメント
インターネットサービス:66%
FinTech:34%
事業の収益はインターネットとFintech。
楽天の株価の推移
■10年チャート
■1年チャート
長期チャートでもレンジを推移。
楽天と言えば、成長している企業とのイメージがありますが、実際の株価からすると安定・成長しているとは言い切れません。
2015年までは上昇していましたが、チャートからすると近年苦戦が続いているようです。
経常利益の推移
2015年:919 億円
2016年:744 億円
2017年:1,380 億円
2018年:1,654 億円
2019年:
2019年は減益予想。
経常利益の発表は現時点でありませんが、当初の計画よりも大幅な減収となる可能性が高い。
財務状況
自己資本比率:10.5%
有利子負債自己資本比率:159.3%
ROE:19.52%
EPS:105.43円
流動比率:107.07%
携帯基地局への設備投資、積極投資からか自己資本比率が10%付近まで低下しています。
これは危険水位にいると判断できます。
また、流動比率についても良い成績とは言えません。
楽天の株主優待
楽天の株主優待は、「楽天キャッシュ」と「楽天トラベル 国内宿泊クーポン」です。
配当自体はありませんが、楽天キャッシュで配当といったところでしょうか。
楽天キャッシュは「100株を5年未満」で500円相当。持ち株数と期間に応じて増える仕組みです。
楽天トラベル 国内宿泊クーポンは、総額2,000円相当の内容となっています。
楽天の今後
楽天は同社最大のマーケット、楽天市場を利用して収益を上げていますが、Amazon・Yahooにより収益率が低下しています。
2020年の3月には3,980円の送料統一へ踏み切りますが、吉とでるか凶とでるか。
海外への展開はバルセロナのスポンサー等で知名度向上・ブランド展開をしています。
ただし、海外で受け入れられるかは別です。
国内では携帯電話事業を進めていますが、2020年4月にサービスから展開できたとして、収益面では疑問が残ります。
2019年に携帯電話事業参入予定だったものの、サービスが提供できず2020年に開始。
2021年1月現在200万人が楽天モバイルに申込済みとなっています。
しかし、1年間の無料期間、利用客を留める事ができるかが課題です。
まとめ
楽天への今後に期待したいところですが、国内での更なる収益改善は厳しいところ。
楽天の将来性を考えると、株価の上昇は期待できない銘柄です。
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