ファーストリテイリング(9983)の株価から買い時、タイミイングを考察していきます。
結論としては、現時点では買いではありません。
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ファーストリテイリング(9983)の株価情報
ファーストリテイリングの株価
株価:64,200
PER:39.71倍
PBR:6.63倍
配当金:500円
配当利回り:0.78%
2020/01/20のデータ
ファーストリテイリングの事業内容
事業セグメント
国内ユニクロ:38%
海外ユニクロ:45%
ジーユー:10%
グローバルブランド:7%
その他:0%
国内のユニクロ事業で38%、海外とも合わせると8割がユニクロです。
また低価格帯のGU(ジーユー)も展開しています。
ユニクロ・GUと国内アパレル最大手。
ファーストリテイリングの株価の推移
■10年チャート
■1年チャート
長期チャートで見ると安定的です。
日銀のETF買いの影響からか、2013年頃から株価が急上昇しています。
経常利益の推移
2020年は減益を予想。
2015年:1,860 億円
2016年:902 億円
2017年:1,933 億円
2018年:2,426 億円
2019年:2,524 億円
2020年:2,450 億円(会社予想)
毎年経常利益は安定に出しています。
ただし、近年の季節に対応できず苦戦をしている状態です。
財務状況
自己資本比率:46.7%
有利子負債自己資本比率:-
ROE:17.3%
EPS:1,592.9円
流動比率:343.7%
海外のユニクロ展開、買収に備え現金の保有が高まっています。
営業利益も上がっていることを考えると、比較的安定していると言えます。
ファーストリテイリングの株主優待
ファーストリテイリングの株主優待はありません。
ファーストリテイリングの今後
ファーストリテイリングは業績を順調に伸ばしにくくなると考えられます。
・温暖化、季節変動の先読みが難しい
・消費者の更なる節約志向(ユニクロの商品よりも低価格帯を希望する消費者)
・大手他業種の参入(近年テナント出店が相次ぐワークマン、ニトリのアパレル参入など)
販売している商品の更なる機能性改善、ブランドの強化が必要です。
まとめ
ファーストリテイリングの先は、売上の安定性はあるものの、気候変動や他社参入により優位性が失われつつあります。
ファーストリテイリングの株は買い時ではないと言えます。
しかし、これからの成長にも期待したいところです。
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