ファミリーマート(8028)の株価から買い時・売り時を考察していきます。
※親会社の伊藤忠商事などがすべての株式を取得して、2020年11月12日上場廃止となりました。
以下は過去記事作成時の内容です。
結論から言えば、まだ買いの銘柄です。
・安定した配当を生み出す銘柄
・長期チャートで判断しても買い
・フリーCFは着実の増加
ファミリーマート(8028)の株価情報
ファミリーマートの株価
株価:2,291
PER:19.33倍
PBR:1.95倍
配当金:-
配当利回り:-
2020/10/24のデータ
ファミリーマートの事業内容
事業セグメント
コンビニエンスストア:85%
その他:15%
約9割がコンビニエンスストア事業となっています。
ファミリーマートの株価の推移
■10年チャート
■1年チャート
一時的な下げがあるもファミリーマート株価は長期的に上昇している。
2017年にドンキホーテホールディングス(現PPIH)と業務資本提携を締結。その後、2019年に総合スーパー・ユニーを業務提携先のPPIHに売却したため株価が変動しているももの、長期的には上昇しており、比較的安心できる銘柄です。
経常利益の推移
2020年は大幅な増益予想。
2015年:425 億円
2016年:518 億円
2017年:336 億円
2018年:58 億円
2019年:42 億円
2020年:600 億円 (会社予想)
売上高の減少が止りませんが、2Q累計経常利益は22%増で2期ぶりに過去最高を更新しています。
前期から 14.28倍と大幅な増益見通しです。
財務状況
自己資本比率:41.5%
有利子負債自己資本比率:37.4%
ROE:8.16%
EPS:98.79円
流動比率:133%
2019年にPPIHで株の売却を行ったことから投資CFが一時的に上昇。
ROE(株主資本利益率)が10%を切っているので今後期待です。
ファミリーマートの株主優待
ファミリーマートの株主優待は特にありません。
ファミリーマートの今後
ファミリーマートの今後の課題、注力していくポイントは以下です。
加盟店支援の強化
セルフレジや新型発注端末等店舗運営の効率化に向けた店舗投資
人材派遣対応範囲を全国規模へと順次拡大
店舗収益力の強化
中食基軸商品の刷新、新型コーヒーマシンの全店導入
デジタル推進
ファミペイ:他のポイント連携、キャッシュレスによる業務効率化
PPIHとの協業
商品・サービスの共同開発、金融サービス分野での協業
海外事業の共同展開
まとめ
2019年には2,689億円と過去最高のCFを生み出しています。
全体的な数値に関しても悪くはありませんが課題も多く含んでいます。
・人手不足への対応
・収益改善
・コンビニ飽和状態からの展開/新業態
身近に存在する企業ではあるので、ディフェンシブで安定した株と言えます。
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