東洋合成工業（4970）の株価から買い時・売り時を考察していきます。
液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、半導体デバイス、蓄電デバイスの製造等の製造・販売の大手。
半導体関連の銘柄。
結論から言えば、買い銘柄です。
・株価は最高値から半値
・1株あたりの配当は0.44%、20円
・売上は大幅減…
東洋合成工業（4970）の株価情報
東洋合成工業の株価
株価：9,060
PER：44.94倍
PBR：3.52倍
BPS：2,658.12
配当金：40円
配当利回り：0.44%
2024/02/09のデータ
東洋合成工業の事業内容
事業セグメント
感光性材料：61%
化成品：39%
半導体や液晶のフォトレジスト用感光性材料を製造。
化成品は香料材料、高純度溶剤などが中心。
感光性材料事業は、半導体集積回路、液晶ディスプレイ・プラズマディスプレイに欠かせない「フォトレジスト用感光性材料」を生産。感光材分野で世界唯一の技術と世界トップの実績。高精度な品質、次世代の半導体・液晶デバイスに向けた研究・開発・製造を行っています。
化成品事業は、高機能化学品と環境負荷の低減を同時に実現する「ファインケミカル」。高度な合成技術や蒸留・精製技術を武器に、高品質溶剤、香料材料などへ幅広い事業を展開。
東洋合成工業の株価の推移
■10年チャート
■1年チャート
東洋合成工業の株価は2021年にピーク18,670円の後に下落。
株価は半値、しかし、9,000円台で底堅さを発揮。
底固めできれば再び上昇へ転じます。
経常利益の推移
2024年は減益予想。
2017年：4 億円
2018年：10 億円
2019年：15 億円
2020年：20 億円
2021年：29 億円
2022年：47 億円
2023年：51 億円
2024年は厳しい状況が予想されます。
財務状況
自己資本比率：38.3%
有利子負債自己資本比率：172.07%
ROE：19.48%
EPS：482.18円
有利子負債が多い。
財政状況は必ずしも良いとは言えない状況です。
東洋合成工業の株主優待
東洋合成工業の株主優待、500株以上で千葉県、淡路島の特産品3,000円相当が株主優待としてもらえます。
東洋合成工業の今後
中期経営計画「TGC300」を策定し、具体的な目標としては以下の内容です。
2023年3月期の数値計画
売上高:300億円以上
経常利益:30億円以上
経常利益率:10%以上
戦略設備投資:120億円
また、事業戦略として以下を掲げています。
感光材セグメントの生産能力拡大
顧客品質の継続的実現により、電子材料の技術革新に貢献する。
先端半導体を支える超高純度合成力と生産性向上の両立。
化成品セグメントの事業強化
先端半導体向け超高純度溶剤の品質・開発・安定供給体制の強化。
化学専業タンクターミナルとしての自動化促進と更なる高付加価値化。
まとめ
東洋合成工業の株価を見てきましたが、一時期の強気なチャートから後退。
現状の株価は底値か？9,000円台をキープしている状況です。
底値を切り上げて再び強気に転じると見れば、買いです。
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