コロナ恐慌:コロナショックによる世界的株価の暴落

コロナ恐慌株価まとめ
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2020年2月28日、ダウ平均はその前の週の2020年2月21日の終値28,992から3,583ドルを下げ、終値25,409となりました。日経平均についても1週間で2,244円を下げ、21,142円で終値を迎えました。

「コロナショック」により市場に不安が蔓延しパニック状態となりました。

下落開始時の10日前、2月12日には市場最高値の29,551ドルを付けていたにも関わらずダウ平均はたった1週間で12.35%下げた事になります。

暴落は新型コロナウィルスが世界的拡大報道による危機感と深刻な経済後退への恐怖から発生。また、当初マーケットも新型肺炎の織り込まれておらず、売りが売りを呼ぶ展開で急激な下げとなりました。

こちらの記事では現在でも続いているコロナショックの影響から始まった「コロナ恐慌」そして株価についてまとめていきます。

  1. 2019年11月~2020年1月中旬:新型コロナウィルスの発見~春節前
    1. 2020年1月6日:日本では厚生労働省が中国渡航者に対し注意喚起
    2. 2020年1月12日:中国で新型肺炎による初の死者
    3. 2020年1月19日:武漢での感染が拡大、多数の未確認感染者報道も
    4. 2019年11月~2020年1月中旬までのダウ平均・日経平均の動き
  2. 2020年1月中旬~2月中旬:春節~中国国内での感染拡大
    1. 2020年1月20日~22日:日本国内、マスク関連銘柄が急上昇
    2. 2020年1月23日:武漢市の封鎖が決定、感染者は570人に
    3. 2020年1月24日:WHOが「緊急事態宣言」を見送り
    4. 2020年1月27・28日:新型肺炎の拡大懸念でダウ平均下落
    5. 2020年1月31日:WHO、新型肺炎で緊急事態宣言
    6. 2020年2月5日:新型肺炎治療薬・ワクチン開発の期待高から株価上昇
    7. 2020年2月7日:NYダウ最高値、4日で1123ドル高
    8. 2020年2月12日:NYダウ最高値を更新、新型肺炎の懸念後退で
    9. 2020年1月中旬~2月上旬までのダウ平均・日経平均の動き
  3. 2020年2月中旬~3月下旬:世界の感染拡大とコロナショック
    1. 2020年2月21日:過去最低の金利水準におびえる株式市場
    2. 2020年2月22日:新型コロナウィルスで中国本土の死者2345人、感染者は7万6288人
    3. 2020年2月24日:日本市場が休場の中、アジア・欧州で株安連鎖、余波はアメリカへ
    4. 2020年24日~28日:ダウ平均は3,583ドルの下げ、日経平均は2,244円の下げ
    5. 2020年2月28日:中国景況感指数、過去最低に
    6. 2020年2月28日:パウエル議長が利下げを示唆
  4. まとめ(2020年2月29日時点)

2019年11月~2020年1月中旬:新型コロナウィルスの発見~春節前

新型コロナウイルスは、2019年11月に発生が確認され、同年12月31日に最初に世界保健機関(WHO)に報告されました。

(新型肺炎のニュース一覧は日本経済新聞にまとめられてますhttps://www.nikkei.com/theme/?bn=1781&dw=20012202

2020年1月6日:日本では厚生労働省が中国渡航者に対し注意喚起

参照:日本経済新聞 2020/1/6「中国で原因不明の肺炎、厚労省が注意呼びかけ

2020年1月12日:中国で新型肺炎による初の死者

参照:日本経済新聞 2020/1/12「 中国・武漢、原因不明肺炎で1人死亡

2020年1月19日:武漢での感染が拡大、多数の未確認感染者報道も

参照:日本経済新聞 2020/1/19「 中国武漢の新型肺炎、発症者62人に 新たに17人

2019年11月~2020年1月中旬までのダウ平均・日経平均の動き

2020年1月中旬まで、どのマーケットでもコロナウィルスの影響は大きいとは想定されていませんでした。

株価を見ても、ダウ平均は1月中旬に最高値更新(29,127~29,300)、途中で下落はあったものの持ち直しています。

コロナ恐慌株価まとめ:ダウ平均 2019年1月~2020年1月の株価

また、日経平均は2019年末に節目である24,000を回復。しかしすぐに割り込む展開が続き、何度か24,000をタッチをしています。

コロナ恐慌株価まとめ:日経平均 2019年1月~2020年1月の株価

2020年1月中旬~2月中旬:春節~中国国内での感染拡大

2020年1月20日~22日:日本国内、マスク関連銘柄が急上昇

日本の報道でも、新型肺炎のニュースが大々的に取り扱われ始め、重松製作(7980)興研(7963)などのマスク関連銘柄が急上昇しました。

2020年1月23日:武漢市の封鎖が決定、感染者は570人に

参照:日本経済新聞 2020/1/23「 新型肺炎、武漢で交通機関停止 感染570人に

春節が始まった事もあり、既に感染していた中国人が、香港・マカオ・ベトナム・シンガポール・アメリカなど、旅行先・訪問した現地で感染が確認され始めました。

2020年1月24日:WHOが「緊急事態宣言」を見送り

参照:日本経済新聞 2020/1/24「 WHO、緊急事態宣言を見送り 新型肺炎で「時期尚早」

また、24日から日本国内のマスク品切れ報道もされるようになりました。

2020年1月27・28日:新型肺炎の拡大懸念でダウ平均下落

参照:日本経済新聞 2020/1/27「 NYダウ、一時550ドル近く下落 新型肺炎の拡大懸念で

参照:日本経済新聞 2020/1/28「 新型肺炎リスクで株安連鎖 NYダウは453ドル安

この日、米アップルは2019年10~12月期は過去最高益更新の発表をしたが、新型肺炎の影響を懸念「中国全域の販売に影響が出た」と説明しています。

また、春節明け前から中国・武漢に工場がある各国の企業が工場の再開時期を2月中旬にする事を発表しました。

2020年1月31日:WHO、新型肺炎で緊急事態宣言

参照:日本経済新聞 2020/1/31「 WHO、新型肺炎で緊急事態宣言 拡大防止へ国際協力

31日にWHOが緊急事態宣言を出したことで、安堵感からNYダウ平均は124ドル高となりました。

2020年2月5日:新型肺炎治療薬・ワクチン開発の期待高から株価上昇

参照:Kabutan 2020/2/5「 WHO、新型肺炎で緊急事態宣言 拡大防止へ国際協力

2020年2月7日:NYダウ最高値、4日で1123ドル高

参照:日本経済新聞 2020/2/7「 NYダウ最高値、4日で1123ドル高 過度の肺炎警戒後退

2020年2月12日:NYダウ最高値を更新、新型肺炎の懸念後退で

参照:日本経済新聞 2020/2/7「 NYダウ反発し275ドル高 新型肺炎の懸念後退で最高値

2020年1月中旬~2月上旬までのダウ平均・日経平均の動き

2020年の1月中旬から新型コロナウィルスの影響が徐々にマーケットにも反映。

2020年1月27日、28日に新型コロナウィルスの影響懸念で下落しました。

その後、新薬の開発が期待され、マーケットは再度上昇。2020年2月12日には新型肺炎の懸念後退で、NYダウ平均市場最高値の29,568ドルを付けました。

コロナ恐慌株価まとめ:ダウ平均 2020年1月中旬~2020年2月中旬の株価

日経平均は1月27日以降下落、ダウ平均と同様2月6日に上昇しましたが、24,000を超えられない状況が続きました。

コロナ恐慌株価まとめ:日経平均 2020年1月中旬~2020年2月中旬の株価

2020年2月中旬~3月下旬:世界の感染拡大とコロナショック

2020年2月21日:過去最低の金利水準におびえる株式市場

株価の暴落のはじまり。2月2週目~3週目のダウ平均はNR7(Narrow Range7)を形成、暴落の前触れを感じる不安な値動きでした。

2020年2月22日:新型コロナウィルスで中国本土の死者2345人、感染者は7万6288人

参照:日本経済新聞 2020/2/22「 新型肺炎、中国本土の死者2345人 感染者は7万6288人

2020年2月24日:日本市場が休場の中、アジア・欧州で株安連鎖、余波はアメリカへ

参照:日本経済新聞 2020/2/24「 アジア・欧州で株安連鎖、新型肺炎を警戒 日経平均先物も海外で急落

参照:日本経済新聞 2020/2/24「 NYダウ1031ドル急落、世界株安連鎖 感染拡大に身構え

2020年24日~28日:ダウ平均は3,583ドルの下げ、日経平均は2,244円の下げ

この1週間は、売りが売りを呼び、市場はパニックとなりました。世界同時株安は止まらない状態が続きました。

2020年2月28日:中国景況感指数、過去最低に

2月の製造業購買担当者指数(PMI)は35.7。リーマンショック直後の2008年11月の38.8を下回る過去最低に。

2020年2月28日:パウエル議長が利下げを示唆

FRBのパウエル議長が利下げを示唆した事で、28日のダウ平均が一時1,000ドル安を付けていましたが、終値では357ドル安まで戻しました。

更なる下落はここで一旦止まることになります。

まとめ(2020年2月29日時点)

今回のコロナショックにより株価の大暴落は始まりました。

現状ではコロナショックからどのような影響が出るかは不明瞭ですが、コロナショックから始まるコロナ恐慌となる可能性が大いにあります。

FRBのパウエル議長が利下げを示唆していますが、これでマーケットでは利下げを100%織り込んでいる状態です。更に回数は4回を織り込んでの事です。

ここからの株価上昇は非常にバランスが必要な状態です。

現時点で分かる事は、ダウ平均・日経平均がこの1週間で下げた価格を取り戻すには、3~4か月の時間を要するという事です。